天王星 (Uranus)
天王星 提供:NASA
1986年、ボイジャー2号によって撮影された衛星画像です。
ボイジャー2号は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機です。
木星、土星、天王星、海王星の探査を行っています。

天王星は、太陽系の中で、7番目に太陽に近い惑星です。
また、太陽系では、木星、土星に次いで、3番目に大きい惑星でもあります。
水素や、ヘリウムといった、比較的に重量なガスと、
多量の氷でできているため、木星や土星とは対照的な惑星と言えます。
そして、天王星といえば、やはり、自転軸傾きが特徴といえるでしょう。
天王星の自転軸は、ほぼ横向きに傾いています。
これほど傾いているのは、昔、天王星に大きな惑星が衝突して、
その衝撃で自転軸が大きく傾いたという説が挙げられています。
また、青く見える理由は、天王星に含まれるメタンガスが、
太陽からの赤色の光を吸収してしまうからなのです。

ボイジャー2号
惑星探査機ボイジャー2号 (アメリカ航空宇宙局NASA)

物理的な情報

直径:51,118km(赤道上)
自転周期:17時間14分
公転周期:84年3日15時間
表面温度(平均):63K(-210.15℃)
表面温度(最低):59K(-214.15℃)
表面重力:7.77 m/s^2

※ m/s^2(メートル毎秒毎秒)は、1秒間の間に1m/秒の加速度がかかることを表す単位です。


天王星の大気構成

水素:83%
ヘリウム:15%
メタン:1.99%
アンモニア:0.01%
その他、微量エタン・アセチレン・一酸化炭素・硫化水素を含む

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